こんにちは。
化粧品会社に勤めるただのリーマンです。
本日は、美肌のポイント”美白”に関してお話しようと思います。
皆さんの中にも
という悩みや疑問を持っているメンズも多いのではないでしょうか?
騙されてはいけない!化粧品の美白という表示
皆さん、”美白”という文字を見てどのような状態を想像しますか?
付けた瞬間翌日肌が白くなる!や、ビタミンとかが入っててシミが消えるんでしょ!と想像する方が多いと思います。
半分アタリで半分ハズレです。
化粧品は様々ありますが、最近だとフェイスパックや化粧水でよく”美白”と訴求している商品を多く見かけます。
事実を先にお伝えをすると、市場に存在するほとんどの美白とつくスキンケア商品は、肌を白くすることはできません。
つまり、できてしまったシミは完全には消えないのです。
じゃあ、美白効果って何なんだよ!となりますが、、、
美白効果というのは、肌が白くなる(シミなどが消える)ということではなく、「美白効果とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと」と厚生労働省が薬事法で定義しています。
さらには、美白と訴求できる商品は厚生労働省で認められた「美白有効成分」という成分を配合していないと本来、美白効果があると商品で訴求してはいけません。
ただ、市場には有効成分を配合していないのに、美白と謳っている商品がかなりあります。皆さんには、絶対騙されない方法をお伝えしようと思います。
美白を理解しよう!メラニンの生成が肌を劣化させる?
なぜ肌がくすんだり、シミやそばかすができるのでしょうか?
それは、肌奥から発生するメラニンが関係しています。
以前、【モテたいメンズ必見】スキンケアで美肌を目指せ!超基礎から解説で、日々の紫外線やストレス環境が肌トラブルを引き起こすと説明しました。
紫外線や近赤外線が肌奥に到達すると、細胞内でメラノサイトという物質が生成されます。
その、メラノサイトがメラニンを発生させ、それがターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって正常に排出されず、メラニン色素が過剰に蓄積されたものが、シミやそばかすやお肌のくすみの正体です。
つまりシミ・そばかすの元、”メラニン”の生成を抑えていれば、おのずと肌は美しくなるのです!
美白有効成分の働きは3つある!
「美白有効成分」が入ってるものが、美白効果があると認められた商品であるとお伝えしましたが、美白有効成分には3つの働きがあります。
この3つを理解すると、自分がどの成分が入った商品を購入すべきか判断できるようになりますので、是非参考ください。
働き① メラニン生成の抑制
<代表成分>アルブチン、プラセンタエキス、コウジ酸…etc
この代表成分は、チロシナーゼという酵素の働きを阻害しシミの元凶メラニンの生成を抑制してくれます。
つまり、新しくシミをできにくくするための予防となり未来へのケアになります。もちろん、今あるシミを薄くすることも大事ですが未来の自分のためにもケアしていきたいところです!
働き② メラニンの還元
<代表成分>ビタミンC誘導体…etc
おそらく、皆さんが思う美白に一番近い効果のある成分かもしれません。
これは、できてしまったシミなどを改善(薄くさせる)効果があります。
ビタミンと聞いてもイメージしやすいように、今を助けてくれる優秀な成分です。
働き③ メラニンの排出
<代表成分>プラセンタエキス、リノール酸…etc
こちらの成分は、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進する役割を持っています。
ご存じの通り、肌は一定の周期で新しいものに生まれ変わりますが、その周期が長くなったり、不規則になったりするとメラニンを含んだ細胞が排出されにくくなり肌に残り続けてシミの原因となってしまいます。
この成分は、メラニンをきちんと排出できる肌状態を目指して、整えてくれるのです。
ターンオーバーが正常に行われば、たとえメラニンを含んだ細胞が生まれてしまっても、新しい綺麗な細胞がしっかり内側から押し出してくれますので正常に機能する肌を目指しましょう!
美白化粧品を選ぶ時のポイント
さぁ皆さん、だいぶ美白という言葉に騙されないようになってきたのではないでしょうか?でも、いちいち店頭で成分なんか見てられないよ!と思った方。
大丈夫です。効果の高い商品を簡単に見極められる方法を2つお伝えいたします!
「医薬部外品」表記を見つけよう!
まず、1個目の見分け方ですが、美白という訴求がパッケージに書いてあったら、「医薬部外品」という表記が商品のパッケージに記載が無いか確認してください。
この医薬部外品とは、厚生労働省が認めた(美白に限らず)有効成分が配合されている商品については、医薬部外品と表記することができます。
これは、通常の化粧品よりも効果が高いと認められた証でもあります。
医薬部外品と表記を見つけたら、成分を見て自分の目的に合った成分が配合されているか確認してみましょう!
また医薬部外品を取得している商品は必ず、「この商品は医薬部外品の商品である」と表記をしなくてはならないと決まっているため、医薬部外品と表記がない商品が医薬部外品であるということは絶対にあり得ませんのでご注意してください。
「薬用美白」と書いてある商品を見つけよう!
こちらも、1つ目同様に美白効果が認められた商品は、「薬用美白」とパッケージに表記することが認められています。
薬用=医薬部外品 となりますのでこの表記を見つけた時点で、この商品は美白効果の高い商品であると理解して問題ありません。
是非、この2つのポイントを念頭に店頭やネットで探してみてください!意外と、正しい美白効果を訴求している商品は少ないことに気付くはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?私自身も化粧品会社に務めるまでは、何も理解せず商品を購入していました。世界を知ると、市場にある様々な商品が、どのような効果があって、なぜ使用しなくてはならないのか?と納得したうえで使用し続けることができます。
スキンケアは日々の積み重ねが大事ですから、しっかり商品を理解して行っていけば必ず効果実感が得られると私は信じています。
皆さんの、少しの役に立てば嬉しいです。感想など、忌憚ない意見をいただけると私もモチベーションに繋がって嬉しいです!
では、また!
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